元宝塚女優がYouTubeで宝塚の騒動に言及 「時代に合わせた改革に取り組んでほしい」
12月10日、「七海ひろき」(登録者数2.2万人)が「今の私の思い」と題した動画を投稿し、宝塚の騒動に言及しました。
宝塚の裏側は「時代の感覚が異なる世界」
七海ひろきは、宝塚歌劇団に89期生として入団し2019年に退団した元宝塚女優です。現役時代、七海は宙組に配属されますが、その後星組に組替えをして男役スターとして活躍。現在は俳優、声優、歌手など多方面で活動するアーティストであり、YouTubeでは七海が「カッコよく」ラジオ体操をする、「スタイリッシュ体操第一」などが人気を集めています。
七海は今回の動画で、今年9月に起きた宝塚歌劇団員死亡の件に言及しました。死亡した劇団員は宙組であったことから、一時期宙組に所属していた七海は、自身とその問題について「無関係とは思えず、静観している方が自分としては苦しい」とし、心境を語ることにしたといいます。
「タカラジェンヌは夢をお届けするお仕事です」と話す七海。夢を届ける仕事は、観客が夢から覚めてしまわないように、その仕事の裏側や日常の姿は「ベールで包まれていることが多い」といいます。七海によると、宝塚には特に分厚いベールがあるとのこと。そのため、宝塚の裏側は「タイムスリップしているくらい、時代の感覚が異なる世界」である上に、「一般常識以上のストイックな環境」であるため、七海自身は退団後に初めて知る常識が多くあったと明かしました。
変化しても伝統はなくならない、時代に合わせた改革を
厳しい規律は、得意も不得意もバラバラな大人数がステージの上で事故なく素早く移動するためであり、上級生の意見が絶対である風潮は、咄嗟の判断が必要なときに意見が割れないためであると10代の頃から教わってきたのだとか。こういった宝塚の内情は、一般的な常識から外れているかもしれないとしつつ、七海は「ある程度のストイックさはどうしても必要だと思います」といい、ひとえに悪いわけではないのではないかと語りました。
この宝塚の状況を、「誰か特定の人が突然始めたことではなくて、時代に合わせて変化できないまま年月が経ち、109年続いてきた宝塚の歴史の積み重ねによるもの」だとし、その先で今回のような騒動が起きたことを心苦しいと話す七海。「時代に合わせて変わっても宝塚の根幹の伝統はなくならない」「宝塚は変化に耐えられるタフな劇団」と宝塚歌劇団に絶大の信頼をおく七海は、今後宝塚が続いていくためにも本気で改革に取り組んでほしいと強く訴えました。
今回の騒動で宝塚を知った人からの厳しい意見をたくさん目にするという七海。しかし、こういった状況だからこそ応援はかけがえのない希望になるといい、宝塚を愛してくれている人だけは現役の生徒に思いを寄せてほしいと語りかけました。









