18歳のYouTuberが起こした逆走事故、市が9億円支払いで遺族と和解ーアメリカ
2018年、カリフォルニア州・サンディエゴで当時18歳だったYouTuberが高速道路で逆走し、対向車と正面衝突して死亡する事故がありました。この事故では、対向車に乗っていた母娘2人も死亡しており、サンディエゴ市は先月、母娘の遺族におよそ612万ドル(約9億円)の和解金を支払うことで同意しました。
3人が死亡した2018年の逆走事故
事件が起こったのは、2018年8月23日。「McSkillet」というチャンネル名で活動していたトレバー・ハイトマンは当時18歳、登録者88万人の人気ゲーム実況者でした。
トレバーは動画でも披露していたスーパーカーのマクラーレンに乗り、時速160㎞で高速道路を逆走。6台の車と接触事故を起こした上、Aileen Pizarroさん(享年43歳)と娘のAryanaさん(享年12歳)が乗っていた自動車と正面衝突し、3人とも死亡しました。
(関連記事「登録者90万人の18歳YouTuber、道路を逆走して死亡」)

事故当時、なぜトレバーが暴走したのかは不明で、SNSでは、TwitchのアカウントをBANされたことを苦にした自殺ではないかという声も上がっていました。
しかし、実は事故の日の朝、トレバーは精神的発作を起こし、家族の通報で警察官が自宅に訪問していたことが明らかになっています。トレバーは精神病を患っており、隣人でもある精神科医も、トレバーは自身や他人に危害を与えうる危険な精神状態だと訴えたそうですが、警察官らはトレバー宅に入ることも、本人と話をすることさえしなかったそうです。そしてその数時間後、トレバーはマクラーレンに乗って暴走。事故を起こし、母親と娘を巻き込んだのです。
トレバーの家族と、被害者である母娘の遺族は、警察官が家族や精神科医からの警告に従わなかったことや、トレバーがどんな状態であるか聞き取りを怠ったとして、市の過失を訴えました。
市を相手に訴訟
両家族は、事故後5年にわたって市を相手に戦い続け、先月、サンディエゴ市はAileenさんの父親であるMiguelさんと、息子のAngeloさんに和解金として合計612万5000ドル(約9億円)支払うことで合意しました。
Angeloさん(24)は地元メディアに対し、
この5年間、市議会は自分たちが間違っていると分かっていても、和解を否定してきました。二度と誰にも起こってはならないことです。私にとって、お金は問題ではありません。
とコメントしています。
サンディエゴ市議会の1月23日の会議で、和解の最終承認が通される予定です。









