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【相馬野馬追】東日本大震災から15年、福島原発事故も乗り越え、伝統は守られていく 福島県南相馬市

動画タイプ
一般
公開日時
2026年5月31日 05:00
再生回数
1388
高評価数
53
コメント数
-
エンゲージメント率
3.8%
データ確認日時
2026年6月3日 12:35

動画概要

雨で湿った馬場の泥をはね上げながら疾走する騎馬武者たち。「まさに疾風迅雷。風を切り、雷のごとく馬蹄(ばてい)を残していく。これが相馬野馬追(そうまのまおい)です!」。実況に熱がこもる。新型コロナウイルス禍以降、最多の4万人が集まり、チケットは完売。東日本大震災から15年、午年の今年、人馬一体の伝統に人々が熱狂した。
1000年以上の歴史を誇る福島県相双地方の伝統行事「相馬野馬追」。平安時代、平将門が現在の千葉県で野馬を敵兵に見立てた軍事演習を行ったのが起源で、相馬の地に移った子孫が継承したとされる。郷(ごう)と呼ばれる5つの地区の騎馬会から今年は約380騎が参加。南相馬市の雲雀ケ原(ひばりがはら)祭場地で行われ、最大の見せ場は2日目の甲冑(かっちゅう)競馬と神旗(しんき)争奪戦だ。
正午過ぎ。法螺(ほら)貝が競技開始を告げる。通常の競馬のようなゲートはない。審判の旗を合図に、息を合わせてスタートを切る。1周約1000メートルのダートを白い鉢巻きと鎧(よろい)を身に着け、旗をなびかせながら駆け抜けていった。
「甲冑や旗指物(はたさしもの)を背負って走るのは難しい。毎年、経験を積んで翌年、翌々年に活かしてきた」。初めて1着となった浪江町の標葉(しねは)郷から出場した吉田賢人さん(36)は話す。
震災発生後、東京電力福島第1原発事故の帰還困難区域に含まれていた標葉郷。吉田さんは「若い騎馬武者たちが競馬や旗取りで活躍してもらうことが目標。歴史ある野馬追、福島の魅力を守り続けたい」とさらなる目標を掲げる。
今年の甲冑競馬では、参加した馬が走路を外れ脱走し、6人がけがをした。こうした事故を防ぎながら、震災も乗り越え、伝統は守られていく。相馬の地で響く馬蹄の音は、この先の1000年も訪れる人々を魅了する。(写真報道局)
【相馬野馬追】東日本大震災から15年、福島原発事故も乗り越え、伝統は守られていく 福島県南相馬市