吉住official channel

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【ティータイム】シュークリームと最近読んだ本の話とか

動画タイプ
一般
公開日時
2025年5月25日 20:00
動画長さ
13:35
再生回数
8254
高評価数
321
コメント数
-
エンゲージメント率
3.9%
データ確認日時
2025年6月1日 13:09

動画概要

わたしは今、なかよしの先輩、タッカーノさんが作ってくれた黒い財布を使っている。
買ってくれたのでも、譲ってくれたのでもなく、作ってくれた財布。

タッカーノさんはある日突然、お茶をしていると、こんなことを言い出した。
「俺、靴つくりたいんだよね」
その思いがけない言葉をおかずに、私がコーヒーをぐびぐび飲んでいると、
タッカーノさんはもう一度、
「靴だよ、革靴。俺、革靴つくりたいんだ」
その言葉を聞いた私は、
「ちょっと待って!その話詳しく聞きたい!!でもトイレ!!!」
コーヒーでパンパンになった膀胱を気にしながら聞く話ではないと思った。
大事な話は尿意がない状態でしっかり聞きたい。
親に教えてもらったのでも、学校で教えられたのでもない。
けど、確信がある。
尿意はなければないほど、いい。

席に着くなり、トイレの個室で溢れ出した感想を畳み掛ける。
「 なにそれ、最高!
 靴なんて、“買う”という発想しかなかった。
 好きなデザインで、しかも自分で作って愛着のある靴!?
 それで街に繰り出す、、、想像しただけで素敵すぎる!
 たしか、貴乃花の息子も靴職人目指してましたよね?
 あの人もそんな気持ちで志したのかな?
 結局、靴職人の道は諦めたみたいだけど、、、
 靴職人ってなるの大変みたいですしね。
 私、貴乃花の息子が靴職人諦めたってニュース見て、調べたんですよ。
 そもそも、靴職人ってどうやったらなれるんだろうって。
 結構大変みたいでした。下積みも長いし。
 私はそれで諦めたんです。靴職人の道。
 私にはそんな根性はないって。
 でも、そっか、タカちゃん(愛称)は作るんだ。靴。
 まぁ、自分のために作るから、仕事で目指すのとは違うけど。
 それでも、尊敬する。
 貴乃花の息子も、尊敬するんじゃないかな。きっと。
 ボクと、この女の夢、託しましたって。
 ボクでぇ〜、あのでぇ〜、みたいなモノマネの口調では言わないと思う。
 それは靴職人を目指した自分の過去も茶化すことになるから。
 あと、あのモノマネで笑えるのって身内じゃないからなんだよね、きっと
 そんなことより、待って!!タカちゃん、、、
 タッカーノ花の息子じゃん!!
 タカちゃん、タッカーノ花の息子だったの!?
 すごいじゃん!
 今度からタッカーノ花の息子って呼んじゃおっかな〜♪
 うん、そうする!絶対そうするね!!」
タッカーノさんは、穏やかな顔をしながら言ってくれた。
「ありがとう、吉住。その言葉を待ってた。」
それから、お互い沈黙した。長い沈黙だった。
タッカーノさんはそれからタバコを吸いに行った。
タバコを吸ってないとやってられなかったのかもしれない。
私は、席でひとり考えていた。
「世間の35歳ってこんなバカみたいな会話するのかなぁ?」

それからタッカーノさんは、革靴作りに向け、実際に動き出した。
ただ、最初から革靴をつくるのはハードルが高い。
そこで、まずは比較的作りやすそうな、革を使ったサンダルに着手した。
そして作り終えたら、より革を知るため、革小物を作り始めた。
ティッシュケースやカードケース、その一環として、財布づくりも始めた。

タッカーノさんの革職人としての腕は、猛烈な勢いで向上していった。
その頃になると、お茶をする度、
「すみません。今月は革に時間割きすぎちゃって、革がコントの本数を上回っちゃいました」
と、聞いたことのない反省を口にするようになった。
その度に、
「 大丈夫。コントと革小物作ってる時点で、凄いことなので
 私と貴乃花の息子だけは味方です。
 ちなみに、成果はどんな感じなんですか?」と聞くと、
タッカーノさんは悔しそうに、
「コント3本に、革が5」と答えた。
明らかに作りすぎだった。

けれど、タッカーノさんは苦悩していた。
芸人と革作りの二足の草鞋。
経験のない私には計り知れない苦悩だ。
本来なら、少しでもその苦悩を取り除いてあげたい。
そう思うのが普通だ。
けれど私は、当たり前のように財布を作ってくれるようお願いした。
心は痛まなかった。
財布が欲しかったから。ちょうど財布を買い換えようと思っていたから。
タッカーノさんの返事も聞かず、
どんな財布作ってもらお〜♪
Yeah yeah woooooooo~~~~~とテンション爆あがりしていると、
タッカーノさんは、
「 で?
 どういったデザインがいいの?
 カードはどれくらい持ち歩いてる?」
と、慣れた様子で事細かくメモしていった。
革小物で生計を立てている人の受注スピードだった。

そして、1ヶ月も経たず、財布は私の元に届いた。
黒いコロンとした可愛い財布。
ボタンの位置も、ポケットも、要望以上。
糸の始末も、ヤスリの仕上げも丁寧。
だけど、機能性にも優れた財布。
使う人のことが考えられた財布。
人生でお気に入りのものが増えた。

「なにか不具合だったり、気になるところあったら手直しするから」
アフターケアまで完璧だ。

財布を受け取った日の別れ際、
タッカーノさんは財布の入った私のカバンに向かって
「バイバイ」と言っていた。
私など見えていないのか、挨拶は済ませたとばかりに
私の方には目もくれず帰って行った。

その後も、LINEでタッカーノさんから
「元気にしてる?」と連絡が来たので、
「はい!おかげさまで。楽しく過ごさせてもらってます!」と言うと、
「あ、吉住じゃなくて、財布!」と返信があった。
気味が悪かった。

財布をもらって以降、
連絡の3回に1回が、財布に向けてのメッセージになった。
もう手遅れなんだと思う。

このキャッシュレスの時代に、タッカーノさんは財布を5つ持ち歩いている。
勿論、全部手作りだ。
「ぜ〜んぶ違って、ぜんぶ可愛い」
金子みすゞの字余りみたいなことを言っていた。
たぶん、職質されたら終わると思う。
スリの常習犯だと思われて然るべき数だ。
やたらと財布のクオリティーが高いのも、冤罪に拍車をかける。

もし、タッカーノさんが誤認逮捕されたら、
私はどうするだろう?
最近はそんなことばかり考えている。

単独も2ヶ月を切ってそれどころじゃないのに。

でも、まだ、証言を決めかねている。
少し革にのめり込みすぎな気もしている。
革と距離を取らせるべきなのではないか。
友達として、してあげられることは何だろう。

タッカーノさんには幸せになってもらいたい。

とりあえず今は、
“冤罪で房にぶち込む”がやや優勢だ。


※ 注意 ※
これを見て、タッカーノさんに「私も財布作ってほしい」とか言うのはやめてね!!
タッカーノさんはみんなにとっては、あくまでも芸人だからね!!
そこはよろしくお願いします!!



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吉住 第8回単独公演『#甘美』

2025年7月25日(金)
18:15 open/19:00 start

2025年7月26日(土)
12:30 open/13:00 start
17:00 open/17:30 start

2025年7月27日(日)
12:30 open/13:00 start
17:00 open/17:30 start

会場 草月ホール

詳細👇
https://www.p-jinriki.com/sp/news/202...


チケット🎫🎟️
https://yoshimoto.funity.jp/search/?k...


#吉住単独


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《吉住》

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