五輪選手村施設の不正利用疑惑で炎上の外国人YouTuberが釈明 「許可取った」
東京五輪ボランティアスタッフが選手村施設を利用し、その様子をYouTubeにアップロードしていた問題について、「Yanapo」(登録者数4.0万人)ことレネ・ブデクが24日、YouTubeに謝罪動画を投稿。
東京五輪に関する動画をすべて削除する対応をおこなっていますが、視聴者からの批判の声は止んでいません。
大会関係者名乗る人物が告発
ドイツ出身の外国人留学生で、現在は上智大学に通う傍ら、大河ドラマ出演などの芸能活動や、「Yanapo」としてのSNS活動もおこなっているブデク。
東京五輪が開催された先月23日以降は、SNS上で自身が空手選手であるかのよう匂わせる投稿の数々に加え、「オリンピック選手村ツアー」「オリンピック選手の1日の食事」などと題して食堂やトレーニングジムといった選手村内の施設を利用する様子をYouTubeにて公開しており、関連する動画の再生回数は今月24日時点でおよそ400万回にのぼっていました。
ところが今月18日、五輪大会関係者を名乗る人物が、ブデクはただのボランティアスタッフであり、規約に反しての選手村施設の利用など多数の不法行為の疑いがかけられているとリークしたことで、ブデクは炎上。
男性はブデクが違法動画を通じてYouTubeの広告収益を獲得しているとも指摘したほか、視聴者からは大会のセキュリティの不備を指摘する声も上がるなど、ブデクの動画をめぐって波紋が広がっていました。
動画の投稿は「権利内の行動」
こうした中、ブデクは23日に公開した動画「今お騒がせしている件について」の中で、五輪大会には「選手としてではなく、ボランティアの中の仕事を請け負いました」と発言。
大会期間中のSNS投稿などについて「あたかも自分が選手であるかのような言動をしてしまったことについても、誤解を招くようになり、深く反省しております」と謝罪しました。
一方で、大会期間中にアップロードした動画は、ボランティア活動中の休憩の時間を利用して撮影したものであり、「許可をいただいた上で施設の中に入ったり撮影したりしました」「私が動画で見せたところは、全部許可をいただいてから撮影し、権利内で行動しました」として、あくまでボランティアスタッフに認められた範囲での活動だと主張。
「配慮が足りずに不快と思う人もいたため、オリンピックに関する動画や投稿は全部削除することに決めました」として、関連する動画はすべて非公開としたことも明らかにしています。
「スピリット伝えたかった」撮影の意義訴え
五輪に関する動画を投稿した経緯について、
コロナ禍でオリンピックを生で観戦できる人が少なく、日本語での動画もほとんどなかったため、私は日本語で動画をアップしようと決めました
ニュースではオリンピック開催について批判的な声が見られたため、開催国である日本の皆様がオリンピックについて知る機会が少ないのはとても残念であり、また私自身がみなさんにオリンピックの良さを知ってほしい(中略)ので、動画にしました
として、視聴者に「オリンピックスピリットを伝えたかった」と訴えたブデク。
今回の炎上を深く反省し、「これからもっと日本文化についてお勉強し、理解を深めてから人間として成長していきたいと思います。よろしくお願いいたします」と頭を下げたものの、視聴者は納得する様子を見せていません。
視聴者の不信感根強く
コメント欄では「テレビメディアでさえ施設撮影の許可がとれてないのに、ただのボランティアに許可が出るのは謎すぎる」「許可をもらったとしても施設に入り動画撮ってそれを投稿し収益を得るのは認められるんですか?」と、ブデクの主張する“許可”への疑問の声のほか、
この件に関しては個人の反省だけで済む問題じゃない お前を派遣した派遣会社、果ては開催国の日本を巻き込む大事になり得る問題だぞこれ
選手の安全を脅かし、セキュリティの甘さが露呈した大きな問題です
テロが起こったらどうするんだ運営
と、大会のセキュリティに対する根強い不信感は払拭されておらず、動画は24日14時時点で低評価率35.7%(高評価1100、低評価610)を記録しています。
五輪への批判的な声を払拭したかったと訴えたブデクでしたが、皮肉にもその活動は大会への不信感をあおる結果となってしまったようです。









