1歳の双子を育てる夫婦YouTuber、収益化停止で活動休止 「未成年者の意に反して注目を浴びることを促すコンテンツ」と判定
YouTuber「けんじとあかりとふたご」(登録者数21万人)が、4月29日に投稿した動画でYouTube活動を約3カ月間休止することを発表しました。チャンネルの収益化が停止された影響を受けての決断だといいます。
1歳の双子を育てる夫婦YouTuber
「けんじとあかりとふたご」は、大阪在住の30代夫婦と2024年12月生まれの二卵性双子からなる4人家族のチャンネルです。
元々は夫婦2人で軽自動車による日本一周の車中泊旅を記録するチャンネルとしてスタートし、本格的な活動開始から5年が経過。チャンネル登録者数は約20万人を抱え、毎週土曜日の動画投稿を一度も欠かすことなく続けてきました。今回が活動開始以来初めての休止となります。
最近では双子の日常が主なコンテンツとなっていますが、次女が先天性絞扼輪症候群という疾患を持って生まれており、右足の欠損や左足の先天性内反足、右手の合指症といった複数の障がいを抱えていることも公表しています。
チャンネルではこうしたきーちゃんの状態に関する情報や、生後1カ月から始めた内反足のギプス治療、生後2カ月半でのアキレス腱を切る手術、そして今年2月に行った合指症の指を切り離す手術といった治療経過についても、随時動画で発信してきました。同じ症状を持つ家族にとって参考になるように、という思いから続けてきた発信であり、夫妻のもとには視聴者から情報や励ましのコメントが多く寄せられているといいます。
「未成年者の意に反して注目を浴びることを促すコンテンツ」で収益化停止
29日の動画の冒頭、けんじとあかりは、チャンネルの収益化が停止されたと報告しました。約1週間前にYouTubeから収益化ポリシーを遵守していない旨のメールが届き、その瞬間から広告収入はもちろん、メンバーシップやスーパーチャットを含むすべての収益が発生しない状態になったとのこと。
具体的な指摘内容については「未成年者の意に反して注目を浴びることを促すコンテンツ」と判断されたためだと説明しています。再審査の申請も行ったものの、ポリシー違反の判定は覆らなかったといいます。
あかりは「ショックな部分もあった」と率直に打ち明けつつ、「改めてポリシーていうのをしっかり読んでチャンネルを精査していく必要があると感じました」とコメント。
けんじは、「子どもの顔出しがNGとか、もう一切子どもを映したらあかんとか、そういうことではないんですけど、子どものプライバシーを守るために、プライベートな部分の撮影だったりとか、そういうのは厳しくなってて」と現状の規制について語りました。
あかりも、YouTubeを運営するGoogleが米国企業であることに触れ、日本では当たり前に映せる内容でも海外基準ではNGとされる場合があるとの見解を示します。
自分たちは子どもたちの安全を第一に考えており、双子に変な注目を集める意図はないものの、「YouTubeというプラットフォームで動画を上げている以上、守らなければいけないものなので、今後は今まで通りの私たちの動画を出すのはちょっと難しいかなというところ」と語りました。
収益化は3カ月後に再申請が可能であり、過去動画の見直しや編集を行ったうえで審査を通過すれば再開される可能性もあるとのこと。休止期間中には動画の作り方や内容についても改めて検討するとしています。なお、撮り溜めている動画が1本残っているため、しばらくの間は不定期に動画が投稿される可能性もあるそうです。
カレー事業に注力
休止期間中の活動としてけんじとあかりが力を入れるのは、かねてから夢として語ってきたカレー事業です。すでにキッチンカーを所有しているものの、双子育児や動画制作に追われてなかなか進められずにいたといい、今回の休止を「良い機会」と前向きに捉え、出店回数を増やすほか新しいカレーの開発にも取り組む意向を示しました。進展があった際にはYouTubeやインスタグラムで報告するとのことです。
また、収益化の停止に伴ってメンバーシップ機能も即日使用できなくなったため、事前の告知ができないままメンバー限定コンテンツが閲覧不可となる事態になったことについて、「すごいご心配をおかけしたと思います。本当に申し訳ございません」と謝罪。停止期間中は月額料金は発生せず、解約した場合は途中の月額料金が返金されることも併せて説明しました。
双子の顔出しに関しては、TikTokでの無断転載などSNSでの好ましくない使われ方を懸念し、ポリシー違反の判定を受ける以前から徐々に取りやめる方向で検討していたといいます。けんじは「YouTubeのポリシーに引っかかったからやめるっていうわけではなくて、そういうのは考えていかないといけないと思ってたので、ちょうど良い機会だったのかなとも思ってます」と心境を語り、休止期間中に今後の方針を改めて見つめ直す考えを示しました。









