Shinji kawamura

Shinji kawamura

エゾモモンガ 森の妖精、白銀に舞う

エゾモモンガ 森の妖精、白銀に舞う

動画タイプ
一般
公開日
2025年2月17日
再生回数
34万323回
高評価数
1万4173
データ確認日時
2026年5月28日 16:42

動画概要

北海道の森に、ひっそりと息づく小さな命。
エゾモモンガは、夜の闇に溶け込むように生きる、森の住人です。

星を宿したような大きな瞳、
雪の綿毛をまとったかのような、ふわりとした毛並み。
静まり返った夜の森を舞うその姿から、
人々は彼らを「森の妖精」と呼んできました。

本来、エゾモモンガは夜行性。
明るい時間帯にその姿を見ることは、ほとんどありません。
今回の映像は、夜の気配がわずかに残る朝、
森が目覚め始めるほんの短い時間に撮影した、
極めて貴重なシーンばかりです。

木から木へ――
空を飛ぶように滑空できる秘密は、
手足のあいだに広がる“飛膜(ひまく)”。
風を受け、身体をひらき、
ときには50メートルもの距離を一息に越えていきます。
その軌跡は、冬空に描かれる一筋の流れ星のようです。

雪をそっと口に運ぶ仕草は、
まるで幼い子が離乳食を食べているかのよう。
冬のモモンガは少しふっくらとして、
その姿は思わず笑みがこぼれるほど愛らしく映ります。

厳しい寒さの夜には、
巣穴の中で仲間と身を寄せ合い、
ぬくもりを分け合いながら冬を越していきます。
その光景は、絵本の中の一場面のようでもあります。

けれど、エゾモモンガは
ただ可愛いだけの存在ではありません。
森を飛び回り、種を運び、
次の命へとつなげていく――
小さな体で森を支える、大切な存在です。

夜と朝のはざまで出会えた、この小さな妖精。
手前みそですが、
静けさと光が重なった、美しい映像になりました。