『シュタゲ』のゲームプレイ動画でYouTuber逮捕 ガイドライン違反での摘発は初

5月17日、YouTube上にゲーム『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』のエンディングを含むプレイ動画と、複数のアニメの動画を権利者に許可なくアップロードしたとして「うさぎとびチャンネル」(登録者数1万人)を運営する男性が著作権法違反の疑いで逮捕されました。ゲームプレイ動画のガイドライン違反での摘発は、今回が初のケースです。

ガイドライン違反で逮捕

5月18日、コンテンツ海外流通促進委員会(CODA)はホームページで、ゲーム配信のガイドライン違反により逮捕者が出たことを発表しました。CODAによると、男性はニトロプラスらが著作権を有するゲーム「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」がガイドラインで禁止している、エンディングを含む1時間程度のゲームのプレイ動画をYouTubeにアップロードし、広告収益を得ていたそうです。(参考:ニトロプラス「著作物転載ガイドライン」)

男性は他にも『STEINS;GATE』(通称シュタゲ)や『SPY×FAMILY』などのアニメ動画を切り抜き、字幕やナレーションを付けたいわゆる「ファストコンテンツ」の投稿もおこなっていました。このような無断の動画アップロードを2019年からおこなっていたため、CODAは権利を有するKADOKAWAとの協議で悪質な行為であると認定し、逮捕に至ったそうです。

CODA、KADOKAWAがコメント

この件に関し、CODAは

YouTubeなどの動画投稿サイトにおいては、ゲーム実況などのゲームプレイ動画が人気を集めていますが、ゲームのプレイ動画の利用については、原則的には権利者の許諾を得る必要があり、無許諾でのアップロードは著作権侵害行為です。

アニメについても、ファスト映画事件同様、クリエイターらが時間、労力、費用をかけて制作した著作物を無許諾で加工、アップロードして広告費を得る行為は決して許されません。

CODAでは、今後とも引き続き日本コンテンツの不正利用の一掃と著作権の適正な保護に努めてまいります。

とコメント。KADOKAWAも

当社は、映像、出版、ゲームなどを手掛ける総合エンターテインメント企業として、さまざまな著作物に対する著作権侵害行為について、断固たる対応を取り、また著作権保護に対する啓発活動を推進しております。

今後も利用者がコンテンツから享受する楽しみを守り、不正な行為を行う者から権利およびクリエイターをはじめとする権利者の経済的利益を保護するとともに、国際的に評価の高い日本のコンテンツを創出する環境や産業としての競争力を維持・強化し、文化の普及と発展に持続的に貢献してまいります。

とコメントしています。

チャンネルはBANされていない

YouTube上での著作権侵害に対しては、Content IDというYouTubeが用意している仕組みや、通報機能を使って申し立てをおこなうのが一般的です。著作権侵害の申し立てを複数受けたチャンネルはBAN(アカウント停止)されるなどの処分が下されますが、うさぎとびチャンネルは現在も削除されていません。

問題となったスパイファミリーの動画や、ゲームのプレイ動画は削除されているようですが、解説動画などは現在も閲覧可能な状態となっています。

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