行方不明の米少女、TikTokで覚えたジェスチャー使い救出される

行方不明になっていたアメリカ人の少女が、TikTokで覚えた「助けて」のジェスチャー使ったことがキッカケで、無事に保護されました。

秘密のサインを送り続けた少女

ノースキャロライナ州アシュビルに住む16歳の少女は、11月2日に行方不明となり、両親から捜索願いが出されていました。4日、彼女の乗っていた車の後ろを運転していたドライバーから、「前を走っているシルバーのトヨタ車に少女が乗っていて、助けを求めるようなジェスチャーを送ってきている」と警察に通報があり、警察が出動。10km以上にわたる追跡により、少女は無事保護されました。

車を運転していたJames Brick(61歳)は不法監禁と、自身の携帯電話から発見された幼児ポルノ所持の罪で起訴されました。

「私は助けを必要としている」のサイン

少女が今回とっさに使ったのは、カナダの女性支援団体が考案したハンドジェスチャーでした。パンデミックが始まった頃、ロックダウンで家庭内暴力が深刻化するのを懸念して、虐待されている女性や少女が宅配に来た人などに密かに助けを求められるジェスチャーとして考案され、ソーシャルメディア上で広まったもので、偶然にもこの少女はTikTokでそれを見て覚えていたのです。

YouTube動画

手のひらをみせ、親指を曲げる。そして他の指も折り曲げてグーの形を作る。

考案した女性支援団体は、

このハンドジェスチャーは、危険な状況の時に、誰でも、片手で言葉を発する必要なく使えることができます。

と説明しています。

しかし、まだまだこのサインを知らない人は多くいることでしょう。今回出動したケンタッキー州ローレス郡保安官事務所は、

彼女がどれだけ長い時間、どれだけの車にこのサインを送り続けたのかは分からないが、気付く人がいて良かった。

と話しています。事務所の職員や被告人もこのジェスチャーを知らなかったといいます。

TikTokで見た動画により救出につながった今回の事件。これを機に、このサインが再び広く世の中に認知されるようになると良いですね。