群馬で注文住宅子育て世代の家設計室

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①年を重ねるほど温度差は辛くなります②ZEH、BELS、1次省エネ削減、G2 5何を指標にすれば良いのか?③耐震等級が高くても耐久性が高い訳でも無い④断熱材に蓄熱させることは可能か?

①年を重ねるほど温度差は辛くなります②ZEH、BELS、1次省エネ削減、G2 5何を指標にすれば良いのか?③耐震等級が高くても耐久性が高い訳でも無い④断熱材に蓄熱させることは可能か?

動画タイプ
一般
公開日
2026年4月10日
再生回数
869
高評価数
21
データ確認日時
2026年5月20日 21:34

動画概要

00:00 はじめに
00:44 ①年を重ねるほど温度差は辛くなります
04:01 ②ZEH、BELS、1次省エネ削減、G2.5何を指標にすれば良いのか?
12:34 ③耐震等級が高くても耐久性が高い訳でも無い
14:38 ④頭でっかちの方を更生する方法
17:06 ⑤断熱材に蓄熱させることは可能か?

今日は下田島モデルハウスで撮影をしています。どんよりした雲で、外気温は14℃ぐらいです。先週末は25℃まで上がって暑すぎましたが、今は14℃ぐらいなので一気に10℃ほど下がっています。でもモデルハウスは21.4℃・湿度35%で、絶対湿度は7gあるかないかというところです。だからといって乾燥感はそれほどなく、このくらいでも全然寒くありません。お子さんだと、むしろちょうどいいくらいかもしれません。少し動くと暑くなってしまうので、このくらいの温度がいいんじゃないかなという気がします。もちろん日射取得も暖房もしていませんが、こんな感じで十分いい状態だと思っています。

自然差温度という言い方をよくしますよね。やはり断熱と気密の話になってくるのかなと思います。とはいえ撮影の関係もあって、西・北・東の窓は開けっぱなしです。それでも温度は下がっていきません。外の冷気と内部発熱のバランスで、撮影スタッフと私がいて、照明もついているので、中の熱の方が勝っている状態です。そのため外気温の影響をあまり受けていないのだと思います。こういう環境だと生活していても楽ですし、このあたりは年齢を重ねるほど実感するところです。若い方に「そういうことを想像して家をつくりなさい」と言っても難しいとは思いますが、知識としては覚えておいていただきたいです。

年寄りじみたことを言っていると思われるかもしれませんが、実際に年を重ねると本当にきつくなります。これまでいろいろなお客さんの家を建てさせていただいていますが、年配の方の建て替えのときに必ずと言っていいほど「前の家は寒くて困った」と言われます。みなさん本当に実感されているんですね。ですから、これは頭の片隅にでも置いておいた方がいいと思います。今日は私のYouTubeにいただいたコメントを、みなさんと一緒にシェアしていきたいと思います。かなり溜まってしまっていて全部は取り上げられませんが、よろしくお願いします。

私のYouTubeには比較的いいコメントが多いと感じています。みなさんよく見ているし、よく考えられているなという印象です。もちろん中には「ふざけるな」と思うようなコメントもあります。練習してから配信しろとか、メルマガがおかしいとかですね。メルマガがおかしいならこちらではなくメルマガの方に書いてほしいと思います。ただ、全体としては熱心な方が多く、いろいろ考えている方が多いので、そういった内容をシェアさせていただきます。

今回の元動画は「庇をつける理由は日射遮蔽でもない」「ガルバ屋根の裏にスポンジを貼るメリット」という内容です。それに対していただいたコメントが、「断熱材は熱貫流率ばかり話題になり、比熱で語られることは少ないと思います。蓄熱性の高いセルロースファイバーの特性について、機会があったら教えてください」というものでした。

メルマガでも話しましたし、Xにも投稿しましたが、住宅にはいろいろな指標があって分かりづらいですよね。最近はXをよく使っていて、ちょこちょこ書けるので便利に感じています。その中でこういう投稿をしました。「HEAT20やZEH+、BELSなどさまざまな指標がありますが、何を基準にすればいいのか分からなくなっている方も多いかもしれません。さらに昨年末には一次エネルギー消費量等級7・8が追加されましたが、知らない方も多いと思います」。

この一次エネルギー消費量等級7・8は昨年末に追加されたもので、それまでは6まででした。内容としては、7がZEH水準から10%削減、8が15%削減というものです。でも「そもそもZEHとは何か」という話になってしまい、どんどん分かりにくくなっていきます。基準が一本あってそこから派生するならまだしも、別軸で増えていくので混乱しますよね。この削減というのは簡単に言えば電気代の話ですが、その算定方法がかなり曖昧なんです。なぜなら、入れなくてもいい設備もあるからです。

例えば空調計画です。今は北海道でもエアコンがない家はほとんどありません。昔は北海道や仙台でも夜は涼しかったので不要でしたが、今はそうはいきません。それにもかかわらず、一次エネルギー消費量の計算ではそうした実態を反映しないこともできてしまいます。さらに書類審査なので調整もできてしまう。現場チェックがあるわけでもないので、国の制度も意外といい加減な部分があります。

一方で、ZEHやZEH+、BELS、HEAT20、Q1住宅、一次エネルギー消費量等級など、さまざまな指標があります。断熱等性能等級や耐震等級、気密性能(C値)などもあります。これらを全部比較して選べと言われても、消費者の方は困りますよね。補助金をもらうにはこれらを計算する必要がありますが、気密性能や耐震等級は補助金に関係なかったり、HEAT20やQ1は公式には使えなかったりします。これだけある中で何を基準にするかを判断するのはほぼ不可能です。正直、私でも分かりません。

ではどうするかというと、結局は体験しかありません。知識は大事ですが、それを体験に落とし込まないと本当の意味では理解できません。実務者の中でも、知識偏重の人や体験不足の人は多いです。高性能住宅を建てていても測定をしたことがないというケースもあります。例えば、2階ホールにエアコンを1台つければ冷えるだろうと考えて実際は冷えないということもあります。間取りによっては冷気が回らないのに、それが分かっていないこともあるんです。

G3でC値0.2なら大丈夫という考え方もありますが、それだけでは不十分です。西の巨匠も同じことを言っています。G3で付加断熱をして気密が良くても、空調が効いていない家をたくさん見てきたと。つまり知識だけではだめで、測定や実際の体感が重要なんです。消費者の方も同じで、いくら勉強しても体験に結びつけないと意味がありません。頭で考えすぎてしまい、実際に暖かい・涼しいと感じても納得できないケースもあります。でもそれ以上を求めても意味がない場合も多く、むしろ間違った方向に行くこともあります。

セルロースファイバーの蓄熱性についてですが、確かに蓄熱はあります。ただし、壁の中の断熱材に蓄熱させるのは簡単ではありません。蓄熱させるには直接熱が当たることが重要です。以前、OBのお客様の家を見学した際、床下エアコンを使っていないのに日中27℃、夜でも22℃という状態でした。これは日射取得によって床や基礎に熱が蓄えられているからです。壁の断熱材にも多少は蓄熱しますが、主に床や基礎、室内の物体に蓄えられます。

日中に取り込んだ熱が夜にじわっと放出され、また昼に蓄えられる。この繰り返しで暖房なしでも快適な状態が保たれます。つまり重要なのは日射取得であり、蓄熱はその結果として起こるものです。極端に言えば、日射取得がしっかりできるならG3やC値0.1といったスペックは必須ではありません。C値も0.5程度で十分な場合もあります。C値0.1をアピールしている会社を見ると、それが目的になっていないか疑問に思うこともあります。

こうしたことが分かってくると、家づくりは本当に面白くなります。世間で言われていることが必ずしも正解ではないケースもあります。数値は大事ですが、それだけに頼ると混乱しますし、数値だけで住宅会社を選ぶと「思ったより違う」と感じることもあります。HEAT20 G2、UA値0.46でも暖かくない家もあります。暖かさだけがすべてではありませんが、そこを期待して違う結果になるのはもったいないですよね。

国の制度も、数値で判断するしかないので補助金の仕組みはそうなっていますが、それによって体感が悪くなるケースもあります。とはいえ補助金も大事なので、そこは考慮しつつ、より快適で楽しく使いやすい家をつくることが重要です。暖かい・寒いだけでなく、住んでいて楽しい、使いやすいといった要素も含めて考える。それが住宅会社の責任だと思います。こうした視点も工務店選びの参考にしていただければと思います。


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