猪口邦子議員の自宅火災、元消防士YouTuberが解説
11月29日、「消防隊レスキューハウス」(登録者数40万人)がYouTubeチャンネルを更新。27日夜に発生した猪口議員宅での火災について解説しました。
ミヤネ屋の放映した映像が物議
消防隊レスキューハウスは、元消防隊員で防災対応アドバイザーの「タイチョー」が、防災に関する知識を中心に情報を発信するチャンネルです。
今回の動画は、東京都文京区のマンション6階にある猪口邦子参議院議員の自宅が全焼し、2人が死亡した火事について解説するという内容です。
12月1日時点での報道によると、死亡した2人は猪口議員の夫で東京大学名誉教授の猪口孝さん(80)と、33歳の長女と確認されており、死因はいずれも焼死とみられているそうです。出火原因は特定されていませんが事件性はないと判断されています。
辺りはマンションなどが建ち並ぶ住宅密集地で、消防車が立ち入れず消火作業が難航。鎮火までに9時間近くかかったことも報じられました。
また、28日に火災を報じたニュース番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の映像が物議を醸すことにもなりました。ミヤネ屋が「視聴者提供」として放映した動画には、猪口議員宅のベランダにたたずむ女性と思しき人影が映っていたのです。人影はペットボトルらしきものを手に持ち、激しい炎に向かって水をかけているようにも見えます。ペットボトルを掲げたり、手を伸ばしたりした後、人影はベランダを横切って遠ざかっていきました。
現場にいた被害者の可能性もある人影をそのまま放送したことに、ネット上では「完全なる放送事故だ」など批判の声が多数寄せられることになったのです。
動画撮影時点でのこの火災に関するニュースを踏まえて、問題となっている動画をみたタイチョーは、「正直に言うとこの火災っていうのは最盛期やね」と話します。最盛期というのは火災発生からしばらくして訪れる、火が最も燃え盛る段階のことで、内部の温度は800℃にも達するそうです。消防服が熱に耐えられないため、逃げ遅れた人がいても助けることが叶わないのだそうです。動画の女性は全身にやけどを負っている可能性があるといい、「熱いっていうよりか痛くてその痛みを和らげるためになんかやってるんじゃないかな」と話しました。
煙からの逃げ方「とにかく横に行って下に下がる」
また、鎮火に9時間もかかった原因としてタイチョーは、火災が初期段階で抑えられなかったことと、大型車両であるはしご車が立ち入れなかったことを挙げています。はしご車がいない場合、放水が届くようにホースを延伸する必要が生じるのだとか。
メディアで紹介された「消火活動するにしても一方向からしかできていないと思う」という専門家の見解に対して、タイチョーは、
はしごを使おうが、隣のマンションから家入らしてもらって隣のマンションの窓からやろうが、絶対四方向からの延焼阻止というか、そういう戦略がおそらく東京(消防本部)にもあるはずやね。だから「一方向しかないから一方向しかやってません」では絶対ないはず
と自分の意見を述べました。
最後に、タイチョーは同じような状況におかれたらどう行動すればよいかを視聴者に説明します。消火器の使い方や避難経路を把握しておくことの大切さを強調し、
煙っていうのはね、上に上がるスピードってオリンピックの選手よりも早いんですよ。だから皆さんに煙にね巻かれてしまうともう逃げれないんですよ。ただ煙っていうのは上に上がるスピードは早いけど横に行くスピードってかなり遅い。からとにかく横に行って下に下がるもうそれが本当大原則
と煙の性質についても述べました。
この動画のコメント欄では、
火事の真相よりも、隊長の真剣な眼差しと語り口から火災を未然に防ぐ大切さを感じました。やはり、プロは違います。
旦那様と娘さんのご冥福をお祈りします
まーなんか闇ありそうやな
といった反応が寄せられています。









