日本育ちのアメリカ人が知った“アメリカの人種差別の現実”

さやちゃんねる」(登録者数1.5万人)が8月3日に投稿した「日本育ちのアメリカ人が経験するアメリカの現実!日本とアメリカの人種に関する考えからの違いとは?」と題した動画が話題を呼んでいます。

ちゃんとした英語を話すと「白人になろうとしてるの?」

さやちゃんねるとは「英語に楽しく面白く触れる」をモットーに、英語の勉強に役立つ動画などを投稿しているチャンネルです。今回は、ゲストとして日本育ちのアメリカ人であるティファニーさんを招き、アメリカの高校生活や人種差別について話す動画となっています。

さやとティファニーさんが出会ったのは、アメリカ南東部のノースカロライナ州にある高校。日本からの留学生だったさやと、東日本大震災がきっかけでアメリカに来たというティファニーさんの高校生活は大きく異なっていたそうです。アフリカ系のアメリカ人であるティファニーさんは、現地人として扱いを受けたそうですが、

アメリカ人並みに色々と知識とか豊富じゃないと馬鹿にされるっていうのがすごいあって。しかも英語話せなかったからね、そのときは

と言って自身の辛い経験を語ります。

小学6年生まで日本にいたティファニーさんが、日本で教わった英語を話したところ「なんで白人になろうとしてるの?」と言われたのだとか。ティファニーさんは「え? これで白人?」と疑問に思ったそうです。後から分かったのは、アメリカでは「あまりにもちゃんとした英語だと、綺麗すぎて白人っぽくなる」という現実があること。それを知らなかったティファニーさんは「すごい裏切られた感じがあって」と当時の心境を振り返りました。

ほかにも、ティファニーさんが「日本から来た」と言っても、外見から嘘だと思われるなど偏見が根強かったといい、アメリカで暮らした6年半は毎日そんなことの繰り返しだったそうです。ティファニーさんは

母国であるアメリカでそういうのを経験しなくちゃいけないのっていうのがすごい分かんなくて

といい、「合ってないなって思って日本に戻ってきた」と語りました。

今でも人種ごとに食堂を使い分ける風潮が

かつてノースカロライナ州には奴隷制度があり、「セグリゲーション」と呼ばれる白人と黒人とを分離する法律が存在しました。そういった歴史的背景から、2人が通う高校にも食堂やトイレが2つずつあったそうです。今はもう法律がないにもかかわらず、自然と小さいほうの食堂には黒人やメキシコ人が入り、大きな食堂には白人が入る、といった雰囲気になっており、ティファニーさんは「え、これ2016年だよね? 1960年代じゃないよね? 」と驚いたといいます。自身も「私はこっち(の食堂に)行くべきなのかな」と考えてしまい、とても辛かったと打ち明けました。

また入った先の食堂でも、文化が全く異なるために話が噛み合わなかったり、いじめられたりしたようで「居場所がないみたいな。超大変だった」と語るティファニーさん。こういった経験から

学校のルールより、こういう人種差別の曖昧なところのほうが厳しいなっていうイメージになっちゃって、なんか「どこに行くのが正解だ?」っていうのがあって

と高校生活の大変さを紹介しました。

ティファニーさんは、隔離政策が撤廃された背景について「強制的にやめたって感じ」と表現し、高校時代には「まだその隔離とか、そういう制度を信じている人たちが全然いる」と感じたといいます。最後にティファニーさんは「本当に(日本に)戻ってきてよかったよ」といい、

人種差別が必ずあるみたいな感じで育っている人はアメリカで全然いるんだけど、自分はそうやって育てられなくてよかった

人種差別がない世界を味わえてるわけだから、それで良かったなって思う

と述べました。

コメント欄には

アメリカ人でありながら日本目線の意見って聞いていて面白かったし、アメリカの現状をなんとなく理解できた

ティファニーさんが、アメリカに生活するのって、圧倒的に暮らしやすいイメージがあったのに真逆で、びっくりしました

といった、「勉強になった」という声が寄せられています。

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