モノづくり系YouTuber、銃刀法改正を受け“コイルガン”を警察に提出 広報資料に使われることに
7月3日、モノづくり系YouTuberの「Y NAKAJIMA」(登録者数66万人)が「コイルガンを持って警察署に行ってきました」と題した動画を投稿しました。
自作のコイルガンを警察に提出
Y NAKAJIMAは、おもちゃの改造や作品の製作をしているモノづくり系YouTuberです。『きかんしゃトーマス』を“魔改造”したカオスな動画は国内外で大きな話題となり、3000万回近く再生されています。
そんなNAKAJIMAは3日にYouTubeチャンネルを更新。銃刀法改正を受け、約3年前に自作したコイルガンを警察に提出したことを明かしました。コイルガンとは電磁石を使って金属性の弾丸を発射する銃のことです。NAKAJIMAは約3年前に中国の通販サイトでコイルガンを購入しており、さらにそれを改良して試射する動画を投稿していました。NAKAJIMAのコイルガンはビンを貫通したり、鉄製のふたを貫通したりなどかなりの威力を見せていました。

先月銃刀法が一部改正され、コイルガンの所持が禁止されることになりました(参考:警察庁)。現在はまだ公布期間のため所持は罪に問われませんが、期間内に自分で処分するか警察に提出する必要があるとのこと。
NAKAJIMAは「忘れっぽい性格」のため、さっさと処分したかったのだとか。わざわざ警察に提出したのは、コイルガンを改造し使用する動画を投稿しているため、正式に処分したという記録が欲しかったためだそうです。
初めてのコイルガン提出に警察も困惑
しかし、電話で警察署に問い合わせたところ「全然話が通じなかった」といい、たらい回しにされたのだとか。最終的に生活環境課の銃砲の担当者とやり取りをし、提出しに行くことになったそうです。
当日は、取調室のようなところに通されたとのこと。コイルガンを提出したのはNAKAJIMAが初めてだったらしく、「銃砲担当の関係者がすごい入ってきた」といい、警察官は「本物のコイルガンに興味津々」だったそう。処分依頼書にはコイルガンの素材や構造、作成した動機の他に普段の生活状況などかなり詳しく書く必要があったようです。
また、コイルガンの規制とは別に、7月14日から「あおり・唆(そそのか)し罪」が新設されます。これは「拳銃の所持や作成を唆すような行為を禁止する」罰則で、NAKAJIMAは、コイルガンの作成動画が該当するのかどうか尋ねたそうです。担当者は「正確にはわからない」と明言こそしなかったものの、トラブル防止のため動画の削除を勧めたのだとか。しかし後で法律に詳しい人に尋ねたところ、そもそもコイルガンが拳銃にあたらないという点と、動画は拳銃の作成を促しているわけではないという点から問題ないだろうという見解に至ったといいます。
処分依頼書の提出から数日後、警察署から「提出されたコイルガンを広報の資料として使用したい」との連絡が来たそう。NAKAJIMAは「ご自由にお使いください」と快く受け入れたといいます。
NAKAJIMAは今回の法改正を「偶然知った」そうで、今回の動画は周知啓発のために投稿したとのこと。最後に「皆さんも十分お気を付けください」と呼びかけ締めくくりました。
コメント欄には「コイルガンの参照モデルになっててワロタ」「真面目な狂人」「さらっと流してるけど、自分の作品が参考資料第一号として用いられるって、凄い事だな・・・」といったコメントが寄せられています。
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